漫画ONEPIECE(ワンピース)866話(最新話)ネタバレ画像少年ジャンプ26特大号より→867話へ続く
引用・転載元:http://onepiece-naruto.com/blog-entry-2602.html




※ネタバレ注意









<文字バレ&画バレ>




■かつてビッグ・マムは──


ナレーション:
ここは最も有名な巨人族──『エルバフの戦士』達が住む島である──



岸に降り立つ1組の夫婦と巨大な幼児。



【シャーロット・リンリン(人間5歳)】


リンリン「ここはどこ?」

「ママたちどこかへいくの?」


母親「この近くでパパのお仕事があるのよリンリン」

「いい子にして待っててくれる?」


リンリン「えーおれもいっしょに…」

父親「そのかわりリュックのお菓子を好きなだけ食べていいぞ今日は!」

母親「ええ そうよ!」


目がハートになるリンリン。




「え~~♡ ぜんぶ~~??」

「じゃあ まっ♡ まっ♡ まってるーー♡」



さっそくお菓子を食べながら上機嫌で手を振るリンリン。


母親が涙を流しながら「ウウ…リンリン…」と父親に泣きついている。


父親「──まだ泣くな…!!」

「あれだけの被害を出して”国外追放”で済んだんだ」

「我々の手に余る子だ」


「この地にいるという『聖母』がきっとリンリンを救ってくれる」



船長「船を出すぞ この海域は危険だ!!」



お菓子を食べながら呑気に船を見送るリンリン。
その船と同じサイズの巨大魚が海面を跳ねる。




リンリン「わあ」

「ここには大きなお魚がいっぱい」ムシャムシャ



そして夜、すでにお菓子は尽きていた。

リンリン「へんだなー」

「おそいなー おなかすいたなー…」


「ママ~~パパ~~……」


先ほどの魚がさらに巨大なアザラシに喰われている。



ナレーション:
エルバフと言えば──100年も昔の話
世界が恐れた巨人の戦士達

『巨兵海賊団』が突然2人の船長を失い 伝説となった


そのおり──トップを失い油断した残党が数名
海軍に捕まりあわや処刑という所に



処刑台に並べられる巨人たち。


ナレーション:
さすらいの美しきシスターは現れた





「お待ちなさい!!」

「天が和解を求めています!!!」


ナレーション:
名を──シスター・カルメル



海軍「天が!? 何を言ってる」

「こいつらが今まで世界に与えてきた恐怖は…!!」


マザー「ならばこそよ なぜわからないの!!?」





ナレーション:
その時 暗雲が空を覆った



ゴゴゴ…!!

みるみる空が黒く染まっていく。


突如振り出す大雨のなか、カルメルは叫ぶ。


「その者達を殺せば!! エルバフの戦士達は再び軍隊を成し!!」

「人間達に復讐を誓うでしょう!!」


涙する巨人たち。


「罪を許しなさい!! 私が導きます!!」

「この世のあらゆる種族が手を取り 笑いあえる世界へ!!」


稲妻の閃光がまるで天の啓示のようにカルメルを照らす。





ナレーション:
カルメルはやがて『聖母(マザー)』と呼ばれ
身分種族を問わず 行くあてを失った子供たちを受け入れる
『羊の家』という施設を開いた。

巨人達の住むこのエルバフの地に──巨人族と人間との交友のかけ橋となりながら



それから37年後 【羊の家】


すっかり老け込んだマザー・カルメル(60歳)と羊の家の子どもたち。




マザー「もう大丈夫よリンリン」

「ママ達が迎えに来るまでみんなで仲良く暮らしましょう!」


子供たち「迎えになんか来ねェぞ!!」

「捨てられたんだ!!」


マザー「ここにいるのはみんな個性的な子達!」

子供「親が見放すレベルのな!! ぎゃはは」


マザー「すぐに仲良くなるわ」


リンリン「うんありがとう!! おなかすいちゃった!!」


子供「でけェなお前!! 巨人族か!?」

マザー「──じゃあごはんにしましょう!」




ナレーション:
そこには暴動の末 国を追われた王子
貧しさゆえに奴隷にされかけた子供




親の手にも負えなくなった問題児達が
立場・血筋に囚われる事なく巨人の村で暮らしていた



リンリンを見る子供「しんいりー?」



そんなリンリンが目を輝かせる。


リンリン「わー♡」


ナレーション:
何より…いつでも誰よりも大きかったリンリンにとって
ここエルバフは
初めて見る自分サイズの人・家・景色が立ち並び
とても居心地が良かった


ある日、しくしく泣いているリンリン。


リンリン「おかしいなー」

「おかしいなー」

「え~~~~ん」


マザー「あらあらどうしたの? リンリン」


リンリンの隣には巨大なヒグマが。


リンリン「マザー!! あのね 熊さんとオカミさんが森でケンカしてたの」

「ケンカはよくないから仲よくさせなきゃって思って」

「おれ きのう同じオリに入れてあげたのよ!」


マザー「…!!」


リンリン「そしたら熊さんったら オオカミさんを食べちゃったの」

「悪い子だからおれ熊さんをたたいたんだ!!」


血を流し、死んでいるヒグマ。


マザー「…熊さん反省中みたいね 何回たたいたの?」

リンリン「いっかいだけよ」

マザー「即死……」


背筋が凍るマザー。
それでもニコっと笑顔を返す。


「ふたりをお友達にしてあげたかったのね」

「リンリンはとっても優しい子ね」ニコッ


リンリンが涙で頷く。

「そう! うんっ!!」





ナレーション:
生まれて初めて出会う 理解者だった



この出来事は子供たちの間ですっかり噂になっていた。

「見たんだ……!!」

「リンリンが熊を一撃で殺した!!」

「あいつヤベーぞ!!」


「巨人のエイリ君大ケガしたの知ってる!?」

「蚊が止まってたからたたいてあげたんだって…」

「骨が何本も折れたのよ…!!」



さらに別の日、子供の悲鳴に気付くマザーカルメル。
リンリンが子供の腕を折ろうとしていた。


マザー「何をしてるの!? リンリン!!」

子供「ギャーー助けてマザ~~!!」


リンリン「関節がいっこ多いから…ちぎってあげようと思って…」




えへへっと笑うリンリン。

「ダメよ!! この子は手長族!! これが普通なの!!」



さらに別の日。

リンリン「ひれがついてるからちぎってあげようと」

マザー「魚人族はお魚の特徴を持つものなの!!」



それでもマザーカルメルは笑顔を絶やさない。

「皆…!! 許すのです!!」

「リンリンは優しい子なのよ!!」


ナレーション:
カルメルは全てを許した



10カ月後──


【新世界ウォーランド『エルバフ』】


ナレーション:
強者達も寛大に
リンリンを受け入れていた───


後のエニエスロビー門番オイモとカーシーが別の巨人と話し込んでいる。




カーシー「やがて40年になる」

「こんなに長引く決闘があるか!?」

オイモ「オイも同感! あと10年したら迎えに行こう!!」



そんな巨人の村で、リンリンが女の子を追いかけている。


「まてーまてー」


女の子「きゃーー!!」

「リンリンに殺されるーーっ!!」


カーシー「おう! リンリン」

「おめェらんとこは準備は済んだのかァ!?」





リンリン「?……カーシー何?」

「準備って…!!」


女の子「あ! リンリンちゃん初めてじゃない?」

「エルバフでは『冬至祭』まで12日間断食するのよ!」


リンリン「だんじき?」

女の子「物を食べないの!」

「口に入れていいのはお水だけ」

「明日から12日間ね!」


リンリン「え~~~~!?」

「おなかすいちゃうよー!!」


女の子「でもそれをガマンしたらお祭りがまってるよ」



ガキィィンと剣の音が響き、巨人の男の子がリンリンらの前に倒れこむ。

男の子は幼きハイルディン。




巨人「ドリー ブロギー」

「どちらかのお頭は必ず帰還し、『巨兵海賊団』は必ず復活する!!!」

「お前は戦士だ!!! 鍛え続けろハイルディン!!」


ハイルディン「おう!!!」



女の子「あ 暴れん坊だ」



そこにやってくる二人の老巨兵。


ヨルル「ザバババ!! その意気や よしじゃライディーン」


ヤルル「うむ」

「ボジャジャジャ」


住民「“滝ひげ”様!! “山ひげ”様!!」

【元巨兵海賊団団長(世界最高齢の戦士)巨人族の英雄】


ONEPIECE866話ネタバレ画像



【“滝ひげのヨルル”(344歳)】

【“山ひげのヤルル”(345歳)】


ヤルル「カルメルの説く『略奪より交易』」

「それも結構——しかし我らが戦士たる事を忘れてはならぬ!!」


ハイルディン「ヤルル様 ヨルル様……!!」

「カッコイイな 全巨人族に尊敬される戦士…!!」


巨人「2人揃って今日はどうしたんで?」





ヨルル「村で“セムラ”を食べるでな『羊の家』の子らを呼びに来た」

「ちょうどよかったリンリン」


リンリン「セムラって?」


女の子「甘くておいし〜〜〜〜いおかしよ!! 断食に入る前にセムラで栄養をたくさんとるの!!」


リンリン「今から食べるの〜?甘いおかし〜♡」


女の子「マジパン入りの甘〜いパン生地で甘〜〜い生クリームをはさんで上からたっぷりの粉砂糖♡」

「断食前のお楽しみなの!!」


美味しそうなお菓子によだれが止まらないリンリン。



そしてセムラが配られる。





「先日城で生まれたロキ王子の誕生を」


「村で生まれたロード!ゴールド!バーグ!」

「子供達の成長を太陽に感謝して」


一同「いっただきまーす!!!」


子供「わーいセムラ——!!」

女巨人「たくさんあるからしっかりお食べ!!!」


リンリン「!」ぱく

「あ…あ…あんま〜〜〜〜〜い♡♡」

「おいしい〜〜〜♡」ズキューン!!


「幸せ〜〜〜♡♡」


あまりの美味しさに涙を流すリンリン。

怒涛の勢いでセムラを食い尽くしていく。


「おいしいおいしい!!」

「甘〜〜い♡ おいしい!!」





ガチンガチンと物騒な歯音を響かせ、セムラをたいらげるリンリンを巨兵たちが止める。


「待て待て!! おいリンリン!!」

「何て速度で食うんだ!! みんなにいき渡らなくなるぞ!!」


しかし白目になったリンリンはもはや自我を失っている。




リンリン「おいちい〜〜〜〜♡」

「おいちいな〜〜♡セムラ♡」

「ハッ」

「ハッ」



【断食3日目】


リンリン「マザー おなかすいて死にそう…」

マザー「冬至祭は『太陽』の“死と復活”のお祭りよ」


「苦しい冬を越えて太陽も」

「また私達を暖かく照らしてくれるの」


【4日目——】


相変わらずニコニコしているカルメル。


「苦しければ苦しい程…」

「太陽への感謝が深くなる」


リンリン「マザーがそういうならおれ…がんばる」



ナレーション:
リンリンはマザーが大好きになっていた


リンリン「やせてきた…」

子供「かわってねェよ……」



【6日目──】


リンリン(おいしかったなセムラ…)

(…またたべたいな…)


【7日目——】


女の子「大変!!! マザー助けて!!!」

マザー「どうしたの!? ゲルズ!!」


女の子(ゲルズ)「リンリンちゃんが!!」





外に出たマザーの目に飛び込んで来たのは、燃え盛る街と倒れる巨兵たち。


ONEPIECE866話ネタバレ画像2




リンリン「セ〜〜〜〜〜!!!」

「ム〜〜〜〜〜!!!」

「ラァ〜〜〜〜!!!」



青ざめるマザー「何て事を…」

「リンリン…!!」


リンリン「セムラを…もってこい…」

「セ〜〜ム〜〜〜」

「ラァ〜〜〜!!!」アァァァァァァアアア



子供たち「リンリンがエルバフの村を破壊したァ〜〜!!」

「悪夢だァ〜〜!!!」



怒るヨルルが剣を手にリンリンに詰め寄る。


ヨルル「──とうとうやったなリンリン…」

「太陽に感謝する資格もない…!! 子供だとて許すにも限度がある…!!」




マザー「ヨルル様!!」


剣を振り上げるヨルル「カルメルすまんな こやつは子供の姿を借りた」


マザー「おやめに!!! ヨルル様!!!」


ヨルル「悪神じゃ!!!」


リンリン「セムラ…」




■止まらぬ食欲…