漫画HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)363話(最新話)ネタバレ画像少年ジャンプ32特大号より→364話へ





※ネタバレ注意










<文字バレ&画バレ>

■船内を満たす謎の言葉(キーワード)──…

護衛を引き連れて通路を歩くチョウライ(何故か肌が黒くなってる)


チョウライ「第14王子(ワブル)の王室警護兵が全滅?」

護衛「はい。軍内部からの情報なので確かです」

「残るのは外部から雇ったハンター2名だけとの事です」

チョウライ「ふん 誰か知らんが赤子から狙うとはな…」

「ん…待てよ。最下位の王子に付いている警護兵は全員他の王妃に帰属しているはず」

護衛「はい」

チョウライ「ならば全滅はおかしくないか?」

「…まさか疑われるのを避けるために味方もろとも始末したってのか!?」

護衛「実はその件で少々問題が…」

チョウライ「…ネンジュウ?」

護衛「とりあえず護衛全員に確認したのですが 詳しい事を知る者が我々の中にはいません」

「しかし警護兵全滅のカギはこの言葉にありそうです」

思案するチョウライ

見開きで王子居住エリアの見取り図。

どうやら一つのフロアに全ての王子の部屋がある様子。

王子の部屋全体を大きな壁が囲み、多数の武装兵士が周囲を固めている。

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■贄積みし船の最重要区画…!!

【拡大:各王子に割り当てられた部屋の見取り図】
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左:兵士、準会員生活区(1層下階通路方面)へ

右通路:V・VIP&王子専用娯楽施設へ
奥:V・VIP居住区へ
手前:宴会ホール&王居住区へ

【セレモニー会場】


ホイコーロー国王と話している第二王子(カミーラ)。

カミーラ「御父様」

「カミィねハッキリさせておきたい事があるの」

カミィ「『生き残る』という言葉は複数の捉え方が出来てしまうから『脱落した者』の定義を曖昧にしていると思うの」

「生物学上の死ではない脱落を認めないでいただきたいの。いいでしょ?」
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ナスビ「ホッホッホ。ニュアンスは違うがチョウライも王になる条件について聞いてきたホイ」

「一字一句違えず答えようホ」

「『生き残った唯一名が正式な王位継承者』それをどう解釈するかも含めての継承戦なのだホイ」

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「くくく。下らぬ心配だなカミーラ」

背後からベンジャミンがやってくる。

「自ら王となる前提で臨むならば他者の定義に拘る必要など皆無!」

ゴゴゴ…と怖い顔のベンジャミン。

カミィ「カミィはイヤ!カミィは世界中の人間をカミィの思い通りに動かしたいの!」

「まずカミィ以外の王子は死んで欲しいわ!理想は”自ら進んで死んで欲しい”!」

「『カミーラが王になるのだから』『私は死ぬべきだ』って思ってほしいの!」

カミーラもズズ…とオーラのようなものを放つ。


キレるベンジャミン「何という思い上がった女よ…!貴様に王の座など狂犬に子守をさせる様なもの!」

カミィ「?バカじゃない?カミィは子守なんかしないわ!どいて!」
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睨み合いになる二人。

ナスビ「カミーラ 兄上に敬意を払いなさい」

ホイコーローの言葉を無視し、二人の前から立ち去るカミィ。

カミィ(許せない…!)

(間違ってるわこんな世界!もうカミィが自分で変えるしかない!)

(願っただけでは実現しないなんて どれだけ理不尽なのかしら!)

カミィの背後にいる霊獣に変化、無数の乳房の中央上から本体?のシルエットが浮かび上がる


そんなカミーラを見送るベンジャミン。

ベンジャミン「父君 あれが資格持たぬ者の分をわきまえぬ浅ましき実態!」

「長兄として誠に恥じ入るばかり!」


「このベンジャミンが責任をもって枝打ちし!カキンの大樹を守る事この場で誓いまする!」

ナスビ「うむ 期待しているホ」と真顔で答える。

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ベンジャミン(殺す!!!)

退室するベンジャミン。

怒りのまま、シャツをどんどん破いていく。

無線『ベンジャミン様退席なさいます。第一エリア警戒レベル最大!』


ベンジャミン(今すぐ殺す!! 全員殺す!!! 下船など到底待てぬわ!!!)

「私設兵隊長(バルサミルコ)に伝えろ!まずツェリードニヒを俺の前に連れて来い!」

護衛「はっ」

ベンジャミン「手段は問わん!ただし殺すな!俺が直々に伐つ!とな!」

護衛「はっ」

すぐに電話を始める護衛。

【ベンジャミンの自室(1001号室)】

バルサミルコは背の低い黒人。

ベンジャミン「他者に寄生する念獣が俺達に!?ならば念使いの俺に何故それが視えないのだ」

バルサミルコ「推測ですが 儀式の当事者は念獣を視認出来ない制約があるのかも知れません」

「もしくは何か条件が不足しているか」

「第14(ワブル)王子の件もそうですが 件の念獣が直接ワブル王子の命を獲りにいっていない事からも我々が知らされていない念獣の生態がありそうです」

「この生態を他の王子よりも早く正確に把握する事!それが壺中卵の儀攻略のカギです」

「その前に行動を起こす事は命取りになりかねません」

ベンジャミン「この俺に待てと申すか…?」

バルサミルコ「はい。理由は主に二点」

「敵が念獣であり ベンジャミン殿に敵の姿が視えない以上単独行動は非常に危険です」

「故に護衛計画を大幅に変更する必要があります」

「もう一点は先程の緊急コールです」

「『念獣』と『念能力』が全王子とその警護人の共通認識になってしまった以上」

「我々のアドバンテージは殆ど無くなったと言えるでしょう」

ベンジャミン「!?」

話は進む。

ベンジャミン「なるほどハンターか」

バルサミルコ「彼らは全員念の使い手で我々よりもその歴史は古く 念の知識はあちらが上」

「ただ彼等にとって王子の護衛は二次的な任務で カキンの内部事情にも疎く 情報戦においては我々が圧倒的に有利でした」

「しかし一名のハンターのアナウンスによって 全警護人の『敵の想定』が明確になってしまいました」

「これによって念を使える者は警戒レベルを最大に上げる…!」

「これ即ち我々の『念による急襲作戦』の効果が無になる事と同意!」

フ~~とため息のベンジャミン「全く余計なマネをしてくれたものだ」

「だが少し解せんな…なぜそいつはわざわざ緊急CH(チャンネル)で全員に情報を流したんだ?」

「オイトから壺中卵の儀について聞いてないはずはないだろう」

「『その正体が念獣だと判明した』という情報を何故敵側の王子にまで流したんだ?」

バルサミルコ「さすがベンジャミン殿。我々もそこに引っ掛かりました」

「まずは『抑止力のため』と考えるのが最も妥当です」

「実際に我々はその情報を元に計画の変更と待機を余儀なくされています」

「ハンター達の本来の任務は暗黒大陸にあります。故に船内での衝突を避ける為、あえて膠着状態を狙ったと考えられます」

「これは下位王子の利害とも一致します。武力に乏しい彼等は今回の争いには消極的でしょうからな」

「現に他のハンターもアナウンスに呼応して積極的に情報を共有しようという態度を示していました」

ベンジャミン「下位王子と護衛のハンター達が結託して延命を計っているという事か…」

「この先ハンターが王子とその念獣をどう扱うかで状況が違ってくるな…」

バルサミルコ「正に仰る通り!念獣とハンターの能力が未知数な上に その能力次第では脅威にもなり得ます」

「更に上位の王子達の私設兵にも念能力者がいるかも知れません」

「今回の件で念の事を知った他の王子が能力会得の指南を請う可能性もあります」

ベンジャミン「………」

「私設兵を全員ここへ呼べ!」

バルサミルコ「は…!」

(直情型で最短の道を好むため誤解されやすいが…)

(ベンジャミン殿はこちらが臆せず理詰めで話し 情報を提供すれば的確な判断をされる御方…!)

(まだまだ途上である我が国を更なる大国に導けるのは剛柔相備わる彼唯一人…!!)


バルサミルコを含む全15名の兵士を前に話し始めるベンジャミン。

ベンジャミン「これから諸君には王室警護兵として 現在のメンバーと交替で各王子の警護についてもらう」

「任務内容は引き続き各王子の護衛及び動向観察の報告を継ぐ形だが『念獣』という未知数の脅威により 非常に危険で高度な任務へと変貌した!」

「細心の注意を払い念獣とハンターの能力を把握せよ!的が襲ってきた場合!又は襲撃の意志が明らかである場合には」

「防衛権行使による武力制圧!即ち『敵の殺害』を許可する!」

私設兵達「イエス!サー!」


兵士たちは誰一人臆していない様子。

ベンジャミン「バルサミルコ、貴様達には俺の念獣が視えているのか?」

バルサミルコ「は!しかと」

「次代の王に相応しい雄々しき霊獣にございます!」

笑みを浮かべるベンジャミンの霊獣


【チョウライの自室】

チョウライ(ベンジャミンが私設兵の精鋭を警護兵として各王子に投入してきたか…)


(王室警護兵は正式な国王軍兵でなければ配属不可能だが…)

(軍事最高副顧問の地位にいるベンジャミンの私設兵だけはその資格を有している)

(明らかに今回のアナウンスを受けての処置。これはネンジュウについて知る好機とみた…!)


【カミィの自室】

カミィ「絶対にカミィの目に入るところをウロウロさせないで!」

「リビングに一歩でも入ったら殺して!ママ呼んで!」

【ツェリードニヒの自室 】

護衛「いかがいたしましょう?第一王妃の御子であらせますツェリードニヒ様には要請に従う義務はございませんが…」

ツェリードニヒ「『馬鹿め』と伝えろ。オレ念に集中中」

キルアがやっていた時のように、両の人差し指を向かい合わせるツェリードニヒ。

【ツベッパの自室】

ツベッパ(緊急アナウンスをした者…場の停滞を狙ってるわね)

「そのハンターの情報が欲しいわ早急にとりかかって」

護衛「は」


【ワブルの自室 】

冷や汗をかいているクラピカ(船内電話は国王軍に管理されていてセンリツ達との通常交信は危険)

(警護用の無線は各王子の警護ごとにチャンネルが固定されていて他の王子の警護兵とは交信できない)

(王子居住エリアへの持ち込みが出来なかった別の無線を何とか入手して情報のやり取りが出来ればいいが)

(何をするにも圧倒的に人手が足りない)

ビル「サイールドの能力を使って他の王子を調べられるんじゃないか?」

クラピカ「可能だが闇雲に探すわけにはいかない。必要な情報とターゲットを絞らないと」

「ただでさえ警護に気を配りながらのハイリスクな作業で長時間は出来ない」

ドアのチャイムが鳴る

クラピカ「第一王子の警護兵だろう」

(この状況でさらに新たな監視人か…)

侍女が応対する

侍女「はい」

警護兵「先程連絡をしました第一王子帰属、王室警護兵のビンセントです」

ワブルが泣き出す

オイト「どうしたのかしら授乳したばかりなのに…眠いのかもしれません。寝室へ行きますね」

オイト「あと 新しい方はやはり不安です」

クラピカ「心得ています。玄関エリアを担当してもらいシフトは崩さないようにしよう」

ビル「わかった」

ビルが何かに気付く

ビル「おいっ!?」

クラピカがビルの視線を追うと,そこにはビンセントと心臓にナイフを刺され死んでいる侍女の姿
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ビンセント「いきなりナイフで襲ってきましてね…やむなく…えぇ」

「あと毒物らしき小ビンも所持していましたよ…えぇ えぇ」

「一服盛るつもりだったんでしょうなァ 危ない危ない」

「というわけで防衛権を行使させていただきました。えぇ」


クラピカ(監視ではなく 刺客か…)

■放たれし刃!受けるか躱すかへし折るか──