漫画HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)364話(最新話)ネタバレ画像少年ジャンプ33特大号より→364話へ





※ネタバレ注意










<文字バレ&画バレ>

■護衛という名の刺客

銃を向けるビンセントに突っ込んでいくクラピカ。

クラピカ(正規国王軍を兼ねた第一王子の私設兵…!)

(あからさまな捏造も容易に真実に変えられてしまうだろう…!)

(ならばこちらが正当防衛を理由にコイツを倒せばどうなる?)

(我々がそれをやれば)

(暗殺犯として国王軍に拘束され 即有罪を免れない!)

ビンセント「おっとォォ危ないですよ~~~! ええ!」

「それ以上近づくと…ワブル王子殺害計画犯の共謀者と断定し防衛権を行使しますよ!?」

背後では泣き叫ぶワブル王子を抱っこしたオイトらの姿。

ビルと不安そうな従者がオイトを庇うようにしている。

クラピカ(王妃と王子は最後の従者と共に残され 次の刺客に殺される)

(『従者が王子と王妃を殺し自ら死んだ』というシナリオを完成させるため…!)

観念したように両手を上げるクラピカ
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ビンセント「くくく…賢明です」

ビンセントも銃を上げる。

「貴方が緊急コールをしたクラピカさんですか?」

クラピカ「そうだ」

「知っての通り王子を狙うものは大勢いる」

「動機から考えればこの中で最も危険なのはお前だ」

ビンセント「心外ですね。私の目的は『協力』ですよ…?」

「現在ここで起きている『問題』を『解決』するために来たのです」

「協力していただけませんか?」

(そうすればお前たちの命は助けてやる…)

クラピカ(………クズめ)ズ……


クラピカ「我々は」

「何があろうと御二人を御守りする」

オイト「………」

クラピカ 「その為にここに在る」

コンタクトレンズを外すクラピカ

緋の目で王子と王妃を見つめる


クラピカ「信じていただけますか」

「ワブル王子 オイト王妃」

先ほどまで泣き叫んでいたワブル王子が急に泣き止み、

無邪気な表情でクラピカに手を伸ばす

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ワブル「ば、あ」

オイト「………」

ワブルの様子を見て決心するオイト

オイト「信じます!何があっても!」

オイトの言葉を聞いたクラピカは、人差し指の鎖をオイトに飛ばす

ドヒュッ

ドスッ


注射器がオイトの右腕に刺さる。

バチバチバチ

オイトの耳に通信機のような物が具現化していく。

オイト「!?」

オイトの目の前に現れるイルカ


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イルカ「オイト様これはアナタの頭と直接交信しています」

「現在アナタと私はクラピカの能力によって繋がっております」

オイト「!?」

「!?」

イルカ「尚、私に搭載されたリトルアイの使用権はクラピカ様からオイト様に移行しました」

「これは能力を発動するまで有効です」

「尚、私の姿はクラピカとアナタにしか見えません」

オイト「!?」

「!?!?」

何がなんだか分かっていないオイト。

ビンセント(王妃を攻撃…!?『協力』にイエスという事か!?)

とそこでビルの姿が消えていることに気付くビンセント。

(もう一人の護衛は!?)


オーラを纏い、急所を腕で隠しながらビンセントに突撃するビル 。

ドウッ

ドドウ

ドウ

ドウ

ビルに発砲するビンセントだが弾丸は全て腕に命中


耐えるビル「ぬうう!!」

ビンセント(半身で急所を隠した上、念でガードしている)

(銃では止められない)

手の平にオーラを纏い、ビルを攻撃しようとするビンセント

(強化もしくは放出系?)

ビンセント(”虚空拳(エアブロウ)”)

「!?」

なぜかビンセントのオーラが消える。

ビンセント(オーラを……)

クラピカのスチールチェーンがビンセントの太ももに刺さっていた

ヂュウウウウゥ…とビンセントの太ももからオーラを吸っていく注射器。


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ビンセント(吸われて……!?)

クラピカ(”人差し指の絶対時間(ステイルドルフィン)”)

(吸い取った能力を他人に移動させる!)

クラピカ(これによりスチールチェーンは別の能力を吸い取る事が出来る!)

固まったビンセントにオーラを纏ったビルが攻撃、ビンセントはその場に倒れ込んでしまう。 倒れたビンセントが銃を取り出そうとするが、すかさずクラピカが足で抑える。

ビキッ

ビンセント「ぐっ…!」

そのままビルとクラピカによって拘束されるビンセント

クラピカ「ワブル王子暗殺未遂の現行犯で貴様を拘束する」

ビンセント「…何を言っている?」

「警告を無視し私を攻撃してきたのはお前達の方だろう!」

「私は王室警護兵として王妃と王子の護衛に来ただけだ!」

オイト「私が証言します」

「あなたがいくら小細工しようが 奸計で抗おうが」

焦るビンセント「……!」

オイト「私達の命を狙い 罪もないサンドラを殺したのはビンセント! あなたよ!」

クラピカ「ご心配なくオイト王妃」

「私の能力を使えば彼は自ら証言台で全てを語ってくれるでしょう」

ガリッ

ビンセント「ごふっ」


ビンセントの様子がおかしくなる。

ビル「どうした!?」

クラピカ「毒だ!奥歯に仕込んでいたのか!」

ビル「吐かせよう!」

クラピカ「覚悟の服毒だ。手遅れだろう」

「国王軍に連絡してくれ」

ビル「このまま引き渡すのか!?せっかくの自白が…」

ビル「!?」

クラピカがビンセントの耳を指さしている。そこには盗聴器のようなものが。

クラピカ「わかっている…それは確かに残念だが船内の裁判で片が付く事案ではない」

「彼の自白で即黒幕逮捕とはいかないだろう」

「我々や王妃が裁判に出廷する事で生じるリスクを考えると」

「第一王子が静観するならばこちらも動かない方が得策だ」

【ベンジャミンの自室】

クラピカとビルの会話「死体をこちらに動かそう」

「…ちょっと待て」

ビンセントの耳に仕込まれていた盗聴器が破壊される。

機械だらけの部屋でモニタリングしていたバルサミルコとベンジャミン。

バルサミルコ「気付かれましたね。通信が途切れました」

「問題なのは敵の能力ですな…銃声の後わずか数秒間で拘束」

ベンジャミン「ビンセントが正常に念を使える状態ならば」

「2対1とはいえ体術で秒殺されるとは考えにくい」

「敵のどちらかがビンセントを何らかの方法で念を使えない状況にしたため やむなく銃で応戦…」

「そいつもしくはもう一方が『自白に持ち込める能力』という事か?」

バルサミルコ「逆も考えられます…」

「念能力を敵に知られる事を躊躇し発砲」

「その判断が仇となり敵に拘束されたとも…」

「他の兵には防衛権行使の際、速やかに念能力を使う様指示します」

「気になるのはやはり敵の能力…どうも腑に落ちませんな」

「敵が操作系の能力者ならば多くの場合『口頭での命令』が使われますがそれが無い」

「しかもビンセントは発砲も反論も服毒も出来ている…」

ベンジャミン「ブラフの可能性もあると?」

「あらかじめこちらの傍受に気付いていたという事か」

バルサミルコ「はい。ただし能力が完全な虚仮とは言えませんが」

「あえて我々に聞かせるためと考えれば あのやり取りは非常に合点がいきます」

「人間を操作できる能力者がいると匂わせればこちらは慎重にならざるを得ません」

「ビンセントが自死を選んでいる以上、奴が死ぬ覚悟を決めるだけの根拠はあったと考えるべきです」

ベンジャミン「わずか2名となった護衛が思いの外」

「任務に忠実で厄介な能力を持っているかもしれない…か」

「…くくく面白い…!」

「バビマイナ。状況が変わり任務も変更となる」

「ビンセントの後任についてもらう」

バビマイナ「は!」

ベンジャミン「これより貴様に託されるのは失敗の許されぬ最重要任務だ。命を賭して遂行せよ!」

バビマイナ「は!」


クラピカ(マラヤーム王子は常に飼っているハムスターを帯同している)

(次の晩餐会でオイト王妃にサイールドの能力を発動してもらい)

(ハムスターを操作出来る様にする…)

(それが可能なら他の王子の状況を知る絶好のチャンスだが…)

(次の晩餐会までほぼ丸一週間…)

(1時間で150日…24時間で10年…1週間で…現実的ではないな…)

クラピカ「王妃」

「大変混乱されている状況でしょうがその能力には時間的な制限があります」

オイト「あの…私は一体何をすれば…」

クラピカ「小動物を操る能力は探査活動に最適です」

「その能力を使い他の王子の動向を探ります」

クラピカ「理想的な生物はハエか蚊です。空中を移動できて日常に存在し比較的目立たない」

「もしもそのどちらかを発見したら即ドルフィンに発動命令を出して下さい」

「標的に命中させるまではドルフィンがやってくれます」

ドルフィン「クラピカ そちらの能力を私に搭載しますか?」

「そうすればその能力の詳細が知れて 使用も可能となり」

「更に再びスチールチェーンも使用可能で一石三鳥です」

クラピカ(確かにドルフィンに能力をセットすれば)

(奪った能力の内容を知る事が出来る上に一度の使用も可能…)

(しかしそのかわり 万が一その能力の発動条件が難易度の高いものだと…)

(能力の使用自体が困難になり 強制的にエンペラータイムの状態が続く事になる…)

「いや、いまはいい」

(それは即ちオレの死を意味する)

電話が鳴る

クラピカ「まずは手分けして室内を探しましょう。シマノ電話を頼む」

電話に出る女中(シマノ)

クラピカ(絶対時間の制約、発動時一秒につき一時間寿命が縮む…!)

シマノ「すいません交換台から貴方と話したいと連絡が…」

クラピカ「誰からだ」

シマノ「それが…同時に3人…ベンジャミン王子とチョウライ王子とツベッパ王子です」

クラピカ「!」

オイト「…本来ならば上の王子から受けるのが筋ですが…」

「現状だと後回しにされた王子は敵対行為と受け取るかもしれません」

クラピカ「確かに…先に話した者と共謀したのではと疑われたら否定しても証明できない」

オイト「待たされた王子が電話を切っていたら宣戦布告です…!」

一同に緊張が走る。

ドアのチャイムが鳴る。

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やって来たのはバビマイナ


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■3本の電話に1人の訪問者、優先順位が生死を分かつ!