ほのうみ



ことり「海未ちゃん抱きまくらだよ!」穂乃果「っていうかこれ、海未ちゃんだよね!?」

1 名無しで叶える物語(こんにゃく) 2014/08/12(火) 08:05:29.41 ID:Hlk0ir3C
ことり「ううん、抱き枕だよ」

穂乃果「いや、どうみても海未ちゃんだよ…」

海未?「すぅ…すぅ……」Zzz

ことり「ほんとに海未ちゃんじゃないよ」

ことり「電話して確かめてみてもいいよ?」

穂乃果「…うん、確かめるね」プルルルルル

穂乃果「もしもし、海未ちゃん?」

海未『何か用ですか?』

穂乃果「(海未ちゃんが電話に出た…)」

穂乃果「(ってことは今部屋で寝てる海未ちゃんは偽物…)」チラッ

穂乃果「あ、えーっと……」

穂乃果「う、海未ちゃんの声が聴きたくなっちゃって!」

海未『…?はぁ、そうですか』

穂乃果「じゃ、じゃあね!」プツッ

穂乃果「…ほんとに海未ちゃんじゃないんだね」

ことり「うん、希ちゃんから買った物だからね」

穂乃果「の、希ちゃんから!?」

ことり「えへへ♪」

穂乃果「いくらで買ったの!?」






ことり「『ことりちゃんなら半額の50万てええよ』って言われてね」

ことり「つい買っちゃった♪」

穂乃果「"つい"で買えるような金額じゃないよね!?」

穂乃果「(…でも、ちょっと欲しいかも)」

ことり「なんかね、この海未ちゃん抱き枕、感情とかも本物の海未ちゃんと同じようにあるらしいの」

穂乃果「へぇー…」

穂乃果「(抱き枕というより…ロボットみたい)」

ことり「海未ちゃん、起きてー!」ユサユサ

海未枕「ん…ことりですか……」

海未枕「いつの間にか寝てしまっていたようです」

穂乃果「本物の海未ちゃんみたいだぁ…」

穂乃果「ね、ねえ、触ってみてもいいかなぁ?」

ことり「うん、いいよ♪」

穂乃果「……」ツンツン

海未枕「穂乃果、くすぐったいですよ」 

穂乃果「(肌の感触も人間みたい……)」

ピンポーン タクハイビンデース

ことり「あっ!きたー!」

ことり「ちょっと待っててね二人とも」パタン

穂乃果「…う、海未ちゃん」

海未枕「…?どうしました?」

穂乃果「あ、えっと……」

穂乃果「毎日ことりちゃんと一緒に寝てるの…?」

海未枕「はい、ことりはずるいですから…」

海未枕「『おねがぁい!』と言われてしまうと断れないんです……」

海未枕「わ、私を抱き枕のように抱いて寝るものですから少し恥ずかしいです…」

穂乃果「(抱き枕のように、というか抱き枕なんだけどね)」

穂乃果「海未ちゃんはこの部屋から出たことあるの?」

海未枕「はい、たまにことりが買い物へ行こうと言って私を外に連れ出してくれますよ」

穂乃果「そっか……」

穂乃果「(ということはことりちゃん、いつでも海未ちゃんと一緒なんだ…)」

ガチャッ

ことり「おまたせー!」

ことり「えへへ、いっぱい届いたよぉ」

海未枕「ことり、それは…?」

ことり「海未ちゃんのお洋服だよ!」

海未枕「…どれもこれもスカートが短いような……」

ことり「いいからいいから♪」グイッ

海未枕「ひゃっ!着替えるとは言ってませんよ!」

ことり「えぇ…せっかくことりが海未ちゃんのために買ったのに着てくれないの…?」ウルウル

海未枕「う……」

海未枕「やっぱりことりはずるいです……」

穂乃果「(やっぱり本物の海未ちゃんそっくりだ…)」

ことり「早く早く♪」グイグイ

海未枕「じ、自分で着替えますからぁ!」

ことり「あ、海未ちゃんの下着も買っておいたからね」スッ

穂乃果「!?」

穂乃果「(う、海未ちゃん、ああいう下着つけるんだ…)」ドキドキ

海未枕「ほっ、穂乃果の前で出さないでください!///////」

ことり「あっ、ごめんね♪」

穂乃果「(…穂乃果も海未ちゃんロボット欲しくなってきちゃった)」

穂乃果「穂乃果、希ちゃんのところに行ってくるね!」

穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん、またね!」ガチャッ バタン

海未枕「はい、また……ってもう居ませんね」

ことり「じゃあ海未ちゃん、この服に着替えて欲しいなぁ」

海未枕「メイド服…ですか」

海未枕「それに、うさぎの耳……?」

海未枕「………なんだかこのメイド服、スカート丈が短くありませんか?」

ことり「え?そうかなぁ」

ことり「着てみないと分からないかも」

海未枕「証明するためなら仕方ないですね……」シュルシュル

ことり「(やったぁ♪)」

海未枕「…ほら、やっぱり短いですよ」

ことり「ほんとだぁ」ペラッ

海未枕「!?」

海未枕「スカートを捲らないでくださいっ!!!//////」バッ

ことり「えへへ、つい」

海未枕「『つい』ではありません!」

海未枕「だっ、大体、わっ、私の下着など見て何が面白いのですか!」

ことり「(恥ずかしがってる海未ちゃんが見たいだけなんだけどね)」

ことり「うぅ…海未ちゃん、許してぇ…?」

海未枕「あぁ、もう……」

海未枕「やはり私はことりには敵わないようです…」

ことり「(本物には言えない…けど)」

ことり「ねえ、海未ちゃん」

ことり「……しよ?」チュン

海未枕「……?」

海未枕「何をですか?」キョトン

ことり「……海未ちゃんは何もしなくてもいいからね」

海未枕「へ…?」

ことり「よいしょ……っと」シュルシュルッ

海未枕「なっ、何故服を脱がせるのですか!?」

ことり「……ごめんね、海未ちゃん」

海未枕「や、やめてくださ、ひゃんっ」




■ ■ ■ ■ ■


穂乃果「いた!希ちゃーん!」

希「ん?穂乃果ちゃんかぁ、どうしたん?」

穂乃果「あのね、ことりちゃんの海未ちゃんロボットを見たら穂乃果も欲しくなっちゃって…」

希「そうなんかー」

希「まだ在庫はあるんよ」

穂乃果「う…でもね、穂乃果、50万円も持ってないから、ほむまんと交換って出来ないかな?」

希「それだと少し小さい海未ちゃん(付属品アリ)になってしまうんやけども……」

穂乃果「いいよ!」

穂乃果「(やったぁ!穂乃果も海未ちゃん、ゲットだよ!)」

希「じゃあ、はい」ポン

穂乃果「…何これ?」

希「家に帰って部屋でこれを投げれば海未ちゃんが出てくるんよ」

穂乃果「わかった、ありがとう希ちゃん!」

希「大量のほむまん待ってるでー」



■穂乃果の部屋■

穂乃果「えっと…これを投げればいいんだよね」

穂乃果「えいっ!」ポフッ

うさ海未枕「ほ、ほのか……?」

穂乃果「わぁー、ほんとに海未ちゃんだぁ!」

穂乃果「(小学生ぐらいの時の海未ちゃんかなぁ?)」

穂乃果「(うさ耳がついてる…)」ツンツン

うさ海未枕「ひゃ!?も、もうっ、やめてください!」

穂乃果「(可愛い…)」ナデナデ

うさ海未枕「なにかしゃべってくださいよぉ…」

穂乃果「あっ…ごめんね」

穂乃果「穂乃果、ちょっと考え事してて」

うさ海未枕「うぅ、この耳はもうさわらないでくださいね」

穂乃果「あはは……」

うさ海未枕「それにしてもほのか、おおきくなりましたね」

穂乃果「うん!海未ちゃんは小さくて可愛いね」

うさ海未枕「そ、そうですか?」

穂乃果「これからずーっと穂乃果と一緒だよ!」

うさ海未枕「ごはんをたべるときも、ねるときもずっといっしょですか?」

穂乃果「うんっ!」

うさ海未枕「うれしいです!」

穂乃果「(最後にもう一回だけうさ耳を……)」ツンッ

うさ海未枕「…それいじょうやったら…おこりますよ?」

穂乃果「ご、ごめん海未ちゃん」

穂乃果「もうやらないから、ね?」

うさ海未枕「……ほのかの言うことはしんようできません」プイッ

穂乃果「ほっ、ほら海未ちゃん、ほむまんだよー」

うさ海未枕「たべものでつろうとするなんて、あなたはさいていです!」パクパク

穂乃果「言ってることと行動が違うよ、海未ちゃん……」

穂乃果「(でも、穂乃果のことは絶対に許してくれる)」

穂乃果「(やっぱり海未ちゃんは海未ちゃんだ)」

穂乃果「あっ、そうだ」

穂乃果「(海未ちゃんの服どうしよう……)」

穂乃果「(家族にバレたらダメだし……)」

穂乃果「…海未ちゃん、ことりちゃんの家に遊びにいこ?」

うさ海未枕「とつぜんですね」

うさ海未枕「なにかことりに用でも?」

穂乃果「うん、ちょっとね」

うさ海未枕「わかりました、では行きましょう」



■ことりの部屋■

穂乃果「――ということで来たんだけど…」

ことり「わぁー、こっちの海未ちゃんも可愛い♪」ナデナデ

うさ海未枕「は、はずかしいです……」

穂乃果「あれ?ことりちゃんの海未ちゃんは寝てるんだね」

ことり「…うん、急に寝ちゃって」

ことり「それより、うさ海未ちゃんのお洋服だね」

ことり「確かこっちの方に……」ガサゴソ

ことり「はいっ、これだよ」ポンッ

穂乃果「わぁ、ありがとうことりちゃん!」

穂乃果「あ、これ海未ちゃんと二人で食べてね」ホムマンスッ

ことり「うん、海未ちゃんが起きたら一緒に食べるね」

うさ海未枕「ほむまん……」ジーッ

穂乃果「うさ海未ちゃんはいつでも食べられるでしょ」

うさ海未枕「そうでした」



■絵里の家■

亜里沙「えへへ、海未さん海未さんっ」ギュー

海未枕2「亜里沙、そんなにくっつかれると暑いですよ」

亜里沙「あっ、ご、ごめんなさい…」シュン

海未枕2「あ……い、嫌というわけではないのですよ?」

亜里沙「じゃあ抱きついててもいいですか!?」

海未枕2「は、はい」

海未枕2「(亜里沙は暑くないのでしょうか……)」

絵里「(希から買って良かったわ)」

絵里「(ちょっと高かったけど、亜里沙、あんなに喜んでるし)」フフッ



■ ■ ■ ■ ■


■数日後■

海未「(……最近穂乃果とことりが遊ぼうと誘ってくれなくなりました)」

海未「(ガミガミうるさい私のことなど嫌いになってしまったのでしょうか……)」

海未「(私抜きで二人きりで遊んでるのかもしれません……)」シュン

真姫「…海未ちゃん、どうかしたの?」

海未「い、いえ、なんでもありませんよ」

凛「そういえば、穂乃果ちゃんとことりちゃん最近付き合い悪いにゃー」

花陽「二人とも忙しいんじゃないかな…」

真姫「今日も用事あるって言ってたしね」

海未「絵里もいませんし…」

にこ「全く…、あいつらは何してんのよ!」

凛「希ちゃんもいないにゃー」

真姫「ま、今日は私達5人で帰りましょ」

凛「みんなでラーメン食べたいにゃー!」

花陽「美味しいご飯があるところなら、どこでも…」

海未「たまにはこのメンバーで寄り道もいいですね」

にこ「なら、アイドルショップにも行きたいんだけど~」

凛「じゃあカラオケにも行こうにゃ!」

真姫「いいわね、行きましょ」



■穂乃果の部屋■

ガチャッ

うさ海未枕「! ほのか、おかえりなさいっ!」

穂乃果「うさ海未ちゃんただいまー」ナデナデ

穂乃果「ちゃんといい子にしてた?」

うさ海未枕「はい、きょうはへやのそうじをしてました」

穂乃果「ほんとだ!部屋が綺麗になってる……」

うさ海未枕「ほのかがかたづけないからですよ」

穂乃果「あはは……」

穂乃果「(自分より幼い子に片付けをしてもらっちゃった……)」

うさ海未枕「…あの、ほのか」

穂乃果「ん?どうしたの?」

うさ海未枕「なぜ、わたしはがっこうにかよっていないのでしょうか」

穂乃果「!?」

うさ海未枕「ほのかは、まいにちがっこうにいっているのに」

うさ海未枕「おかしいです…」

うさ海未枕「なぜ、わたし一人で外を出歩いてはいけないのですか?」

穂乃果「え、えっと……」

穂乃果「う、うさ海未ちゃんは頭がいいから学校なんかに行かなくても大丈夫なんだよ!」

うさ海未枕「そうなのですか…」

うさ海未枕「わたしも、がっこうにいきたいです」

うさ海未枕「ことりにあいたいです」

穂乃果「あ、あれ?ことりちゃんにはこの前会ったよね?」

うさ海未枕「がっこうであいたいのです」

うさ海未枕「……おかしいのです」

うさ海未枕「わたしのなかのほのかとことりは、わたしとおなじくらいのしんちょうのはずです」

うさ海未枕「そして、大きいほのかと出会うまえはちゃんとがっこうにいっていたようなきおくがあるようなきがします……」

うさ海未枕「わたし、びょうきなのですか…?」

うさ海未枕「だから一人で外を出歩いてはいけないのですか?」

うさ海未枕「ほのか、おしえてください」

穂乃果「あ……」

穂乃果「ほら、うさ海未ちゃん、ほむまんだよ!」ポン

うさ海未枕「ほむまん!食べたいです!」

穂乃果「いっぱい食べてねっ」

うさ海未枕「美味しいです…」モグモグ

穂乃果「(学校かぁ…でも、高校に行かせるわけにもいかないし)」

穂乃果「(このことが海未ちゃんにバレたら嫌われちゃうだろうし……)」

穂乃果「(……ことりちゃんはどうしてるのかなぁ)」

穂乃果「(電話して来てもらおう!)」ピッピッ

ことり『もしもし、穂乃果ちゃん?』

穂乃果「ことりちゃん、ちょっと用があるんだけどいいかな?」

ことり『いいよー、じゃあ穂乃果ちゃんの家に海未枕ちゃんと一緒に行くね』

穂乃果「うん、分かったー」プツッ



■数十分後■


■穂乃果の部屋■

うさ海未枕「ことり、こんにちは」

ことり「やっぱりこっちの海未ちゃんも可愛いっ!」ナデナデ

海未枕「(……ほむまん)」ジーッ

穂乃果「好きなだけ食べていいよ!」

海未枕「う…、し、しかし、間食はあまり……」

海未枕「そっ、そんなことより!」

海未枕「そこのうさぎの耳がついた小さな女の子は…?」

ことり「海未(枕)ちゃんの妹だよ♪」

穂乃果「そうそう!」

海未枕「私に妹がいたのですか!?」

ことり「あれ、知らなかったの?」

海未枕「初めて知りましたよ!」

うさ海未枕「…わたしは『うみ』ですよね?」

穂乃果「うん、そうだよ」

うさ海未枕「姉さんも『うみ』ですよね?」

うさ海未枕「なぜおなじ名前なのです?」

海未枕「たっ、たしかに……」

ことり「ううん、うさ海未ちゃんは『うさ海未』ちゃんだよ」

ことり「海未(枕)ちゃんにそっくりだから『海未ちゃん』って呼んでるだけなんだよー」

海未枕「まぁ、姉妹ですし…」

うさ海未枕「なるほど……」

穂乃果「(ことりちゃん、息を吐くように設定がどんどん出てくる……)」

穂乃果「うさ海未ちゃん、ちょっと海未ちゃんとお話しててね」

うさ海未枕「はい、わかりました」

穂乃果「…ねえ、海未枕ちゃんは学校に行きたいとか言い出さないの?」

ことり「うーん…最初のうちは言ってたんだけどね」

ことり「希ちゃんにきいたら『右足の裏のボタンを押せば停止するから、停止している時間の記憶は勝手に補充されるで』って」

穂乃果「(やっぱり、枕というよりロボットだね)」

ことり「あと、『何故私はことりの家に住んでいるのでしょうか』って言ってる時もあったんだけど……」

ことり「『海未ちゃん、忘れちゃったの?ことりのお嫁さんになるための修業だよ♪』って言ったらお顔を真っ赤にしたまま俯いちゃったんだけど、納得してくれたみたい」

穂乃果「(海未ちゃん、やっぱりことりちゃんのこと好きなんだ…)」

穂乃果「…ことりちゃん、お母さんにはもうバレてるの?」

ことり「ううん、前に見つかっちゃったことあるんだけど、本物の海未ちゃんと勘違いしてるみたい」

穂乃果「そっかぁ、うさ海未ちゃんは小さいから見つかったらバレちゃう……」ムムム

ことり「うーん…」

ことり「もうバレてそう…かな」アハハ

穂乃果「えっ!?」

ことり「たまに雪穂ちゃん、穂乃果ちゃんの部屋に漫画とかを借りに行くでしょ?」

ことり「その時にもう見ちゃったんじゃないかなぁ」

穂乃果「…そういえば、最近よくほむまんを部屋に持っていきなよって渡される……」

穂乃果「…ねえ、うさ海未ちゃん」ツンツン

うさ海未枕「どうしました?」トテテテ

穂乃果「雪穂に会ったことある…?」

うさ海未枕「あります」

うさ海未枕「ほのかががっこうからかえってこない時にゆきほがへやに来て――」






ガチャッ

雪穂「お姉ちゃん、帰ってr――」

雪穂「!?」

うさ海未枕「ゆきほ…ですか?」

雪穂「う、海未さん!?」

うさ海未枕「はい、そうですが…?」

雪穂「(小さいし、うさぎの耳がついてる…?)」

雪穂「えーっと…、海未さんの妹とか?」

うさ海未枕「? いえ、わたしに姉などいませんよ」

うさ海未枕「それに、わたしが『うみ』です」

雪穂「(小さくなっちゃった…とか?)」

うさ海未枕「あ、あの、ゆきほ」

うさ海未枕「ほのかががっこうからかえってきません…」

うさ海未枕「きのうはこの時間にかえってきたはずなのに」

雪穂「練習中かなぁ…」

雪穂「それより海未さん、いつからお姉ちゃんの部屋に…?」

うさ海未枕「えっと…3日前、ぐらいからでしょうか」

うさ海未枕「わたしもがっこうに行きたいのですが、ほのかがダメと言うのです」

うさ海未枕「一人でそとに出るのもダメ!…と」シュン

雪穂「(…とりあえず、海未さんにメールしてみよう…)」ピッピッ

うさ海未枕「…ゆきほ、いつのまにそんなにせいちょうしたのですか?」

うさ海未枕「わたしのきおくでは、もっと小さかったような…」

雪穂携帯「モンダイナンカナニモナイヨ」

『雪穂からメールだなんて珍しいですね、何か御用ですか?』

雪穂「(!?)」

雪穂「(海未さんは今練習中…)」

雪穂「(だとすると、この小さい海未さんは……?)」

雪穂「あの、海未さんって何歳でしたっけ?」

うさ海未枕「今日のゆきほはへんですね」フフフ

うさ海未枕「7さいですよ」

雪穂「(海未さんが嘘をつくとは思えないし…)」

雪穂「(…そういえば、この封筒なんだろう)」スッ

雪穂「(『うさ海未枕取り扱い説明書』?)」

雪穂「(…なるほど)」

雪穂「海未さん、お姉ちゃんが帰ってくるまで私とお饅頭を食べながらお話しませんか?」

うさ海未枕「おまんじゅう…!」キラキラ







うさ海未枕「――という感じで」

穂乃果「(バレてたぁ……)」

ことり「やっぱり…」アハハ



■カラオケ店個室■



花陽「次は誰が歌う?」

真姫「海未ちゃん、一緒に歌わない?」

海未「いいですよ」

海未「(真姫が誘ってくれるだなんて珍しいです)」フフッ

凛「(真姫ちゃん、今日は何だか楽しそうだにゃ)」

海未「その前に、飲み物を取ってきますね」ガチャッ

凛「明日も海未ちゃんも一緒に寄り道したいにゃー」

凛「どうせ明日も穂乃果ちゃんとことりちゃん、用事あるんじゃないかな」

花陽「り、凛ちゃん…」オドオド

にこ「最近の穂乃果たち、練習が終わるとすぐ帰っていくわよね」

真姫「ちょっと前まで海未ちゃんにベッタリだったのにね」

花陽「海未ちゃんが『家にお邪魔してもいいですか』ってきいても、断ってるみたいだね…」

凛「じゃあ凛たちが海未ちゃんを奪っちゃおうにゃ!」

にこ「いいわねそれ!」

真姫「というか別に海未ちゃんは穂乃果たちのものじゃないでしょ」

凛「…言われてみればそうだにゃ」

ガチャッ

海未「すみません、遅くなりました」

凛「おかえりにゃー!」ギュー

海未「凛!飲み物がこぼれたらどうするのですか!」

凛「海未ちゃんが帰ってきたのが嬉しくてつい…」

凛「ごめんなさいにゃぁ…」ウルウル

海未「ああもう…怒ってませんから泣かないでください」ナデナデ

凛「やっぱり海未ちゃんは優しいにゃ」

にこ「何だか凛と海未ちゃんって姉妹みたいよね」

花陽「うん、とっても仲の良い姉妹に見えるよ!」

真姫「しっかりした姉と元気な妹、ってところかしらね」

海未「妹、ですか…」

凛「海未ちゃんがお姉ちゃんだったらきっと毎日楽しいにゃ!」

海未「もし凛が妹だったら毎日大変そうですね」フフ

凛「ちょっと海未ちゃん、それどういう意味?」

真姫「(海未ちゃん、楽しそう)」

海未「そのままの意味です」

真姫「(今日誘って良かったわ)」

にこ「…真姫ちゃん、どうかした?」

真姫「ヴぇ!?な、何でもないわよ」

にこ「ずーっと海未ちゃんの方を見つめてたけど?」ボソボソ

真姫「っ!?」

にこ「それより、海未ちゃんとデュエットしなくてもいいのかなーって」ボソボソ

真姫「…そうだったわ」

真姫「海未ちゃん、これ一緒に歌いましょ」

海未「『ずるいよMagnetic today』ですか…」

海未「いいですよ、歌いましょう」ニコ

凛「ねえねえ、海未ちゃん」

凛「明日も凛たちと一緒に寄り道しようよ!」

凛「凛ね、海未ちゃんが一緒だといつもより楽しいの!」

凛「だめかなぁ…?」

海未「そこまで言われたら断れませんね」

海未「では、明日も一緒に帰りましょう」

凛「やったにゃーー!」

花陽「凛ちゃん、良かったね」ニコニコ

凛「うんっ!」

にこ「真姫ちゃんも良かったわね」

真姫「べ、べつに……////」







■翌日のお昼■

■2年教室■


穂乃果「いやー、今日もパンがうまい!」モグモグ

穂乃果「あっ、そうだ!」

穂乃果「海未ちゃんことりちゃん、今日穂乃果の家に寄っていかない?」

穂乃果「(今日はちゃんとうさ海未ちゃんを停止させて隠してきたもんね)」

海未「すみません、今日はちょっと用事が」

ことり「どこか買い物にでも行くの?」

海未「いえ――」

ガラッ

花陽「凛ちゃんが海未ちゃんと一緒にお昼ごはん食べたいって言うから来ちゃった」

凛「海未お姉ちゃんっ!」ギュー

ほのこと「!?」

海未「凛は甘えん坊ですね」ナデナデ

真姫「(本当に姉妹みたい……)」

穂乃果「(海未ちゃんが…)」

ことり「(とられちゃう…!)」

凛「海未ちゃんのお弁当美味しそうだにゃー」

海未「…食べますか?」

穂乃果「穂乃果も食べたい!」

ことり「ことりも…」

海未「私の食べる分がなくなってしまいます…」

凛「じゃあ凛のをわけてあげるよ」

ことり「ことりのも!」

ワイワイワイデショカラーコード



花陽「…真姫ちゃんは加わらなくてもいいの?」オニギリモグモグ

真姫「…何のこと?」

キーンコーンカーンコーン

花陽「もう戻らないと…」

真姫「ほら凛、教室に戻るわよ」

凛「海未お姉ちゃん、また放課後にね!」

海未「はい、また」

ガラララ

ほのこと「(凛ちゃん、強い……)」

ことり「(真姫ちゃんも海未ちゃんのことをずっと見つめてたし…)」

ことり「(花陽ちゃんは付き添い、ってところかな)」

穂乃果「(でも、海未ちゃん楽しそうだったな…)」



■練習後■



絵里「ねえ希、これからパフェ食べに行かない?」

希「いいやん、行こう行こう」

にこ「ねえ、今日はどこ行く?」

凛「うーん……」ムムムム

凛「あっ、ゲーセンに行きたいにゃ!」

花陽「その後、美味しいご飯も食べたいな」

真姫「CDショップも行きたいわね」

凛「ねえねえ、海未ちゃんはどこに行きたい?」

海未「私、ですか…」ウーン

海未「みんなと一緒ならどこでも楽しいですから、特に希望はないですね」

凛「じゃあ早く行こー!」

にこ「部室に戻って着替えましょ」

海未「ええ、そうですね」

バタン

ガチャッ

凛「飲み物忘れちゃったにゃー」

穂乃果「海未ちゃん、凛ちゃん達と何の話してたんだろう…」ボソボソ

ことり「もしかして、放課後一緒に遊ぶのかなぁ?」ボソボソ

穂乃果「凛ちゃん凛ちゃん、みんなでこの後どこか行くの?」

凛「にゃ? そうだよー」

穂乃果「穂乃果達も混ぜてよー」

凛「穂乃果ちゃんとことりちゃん、今日は『用事』はないのかにゃ?」

凛「最近二人とも用事があるっていってすぐに帰っちゃってたから海未ちゃん一人ぼっちだったんだよ?」

凛「海未ちゃん、すっごく寂しそうだった」

凛「だからね、昨日一緒に寄り道しようって誘ったんだ」

凛「そしたらとーっても嬉しそうだったから、これから毎日寄り道しようかなって思ってるんだー」

凛「あっ、凛行かなきゃ」

凛「ばいばいにゃー!」

バタン


穂乃果「…ことりちゃん、帰ろっか」

ことり「…うん」



■穂乃果の部屋■


ガチャッ

うさ海未枕「ほのか、おそいですよ」

穂乃果「ごめんね、海未ちゃん…」ナデナデ

うさ海未枕「…なにかありましたか?」

うさ海未枕「元気がないようにみえます…」

穂乃果「ううん、何でもないよ」ナデナデ

穂乃果「…ねえ、海未ちゃん」

うさ海未枕「どうしました?」

穂乃果「もし、仲の良い子が自分によく似た人に夢中になってたらどう思う…?」

うさ海未枕「…すこし、さみしいですね」

うさ海未枕「わたしににているけど、その人はわたしではないのでしょう?」

穂乃果「うん……」

うさ海未枕「そっくりなのに、なぜわたしにかまってくれないのか…と思ってしまいます」

穂乃果「だよね…」

穂乃果「(本物の海未ちゃんが近くにいるのに、そっくりの抱き枕に夢中になっちゃってて、海未ちゃんの気持ち全然考えてなかった……)」

穂乃果「(…明日、海未ちゃんに正直に話そう!)」

穂乃果「(きっとことりちゃんも同じこと思ってる…よね?)」



■翌日の昼■


海未「すみません、凛達に昼食を一緒に食べようと誘われているので失礼しますね」

ガラッ

穂乃果「ぁ……」

ことり「中々言うタイミングがないね…」

穂乃果「うん……」





■一年教室■

にこ「今日はにこも来てあげたわよ」

真姫「一人が寂しかっただけでしょー?」カミノケクルクル

にこ「そんなわけないでしょ!」

凛「にこちゃん、寂しがり屋だにゃー」

にこ「だから違うって!」

花陽「にこちゃん、いつでも来ていいからね…?」

にこ「あー、もう!」

海未「にこ、あまり騒いではダメですよ」

にこ「ぐ……」

凛「にこちゃん怒られたにゃー」

にこ「あんたらのせいでしょうがああ!」

凛「こわいにゃー!海未ちゃん助けてぇ!」ギュー

海未「二人とも静かにしてください」

真姫「全く……」モグモグ

花陽「今日も平和だね」オニギリモグモグ

真姫「そうね」モグモグ

花陽「最近、海未ちゃん元気になってきたよね」ボソボソ

真姫「ん、まぁ…」ボソボソ

にこ「そんなことより、今日の放課後は何する?」

凛「うーん…どうするー?」

真姫「…私の家に来てもいいけど」カミノケクルクル

にこ「仕方ないわねー、そこまで言うなら行ってあげなくもないわ」

真姫「にこちゃんは別に来なくてもいいわよ」

にこ「なっ!?」

にこ「意地でも行ってやるわ!」

海未「真姫の家ですか…」

海未「いいですね、真姫がピアノを弾いているところを見たいです」

凛「じゃあじゃあ、みんなで真姫ちゃんの家で歌おうにゃー!」

花陽「わぁ、それいいね」

にこ「じゃあ今日は真姫ちゃんの家ね!」




海未「(何だか最近、とっても楽しいです)」

海未「(にこや凛が盛り上げてくれるからというのもありますが…)」

海未「(4人と一緒にいるととても落ち着きます)」

海未「(カラオケに行ったり、ゲームセンターに行ったり、ラーメン屋に行ったり……)」

海未「(花陽を見ていると癒されますし、真姫、からは最近視線を感じるような気が……)」

海未「(まぁ、気のせいですよね)」




ハッピーエンドね!







ことり「海未ちゃん抱きまくらだよ!」

穂乃果「っていうかこれ、海未ちゃんだよね!?」

海未「んー!んんーー!」バタバタ

ことり「あれれ~?抱き枕なんだから動いちゃダメだよ海未ちゃん」ツンツン



本物だった場合も考えてみたけど犯罪はダメチカ